短編– category –
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家にまつわる怖い話
【じわ怖】溶ける女
僕はその日いつも通り仕事から帰っていたんですよ。 家に着いてポストを開けると少し大きめの茶封筒が入ってたんです。 最初はまた勧誘が何かかと思ったんですがどうも中身が重いんですよ。 気になって中を見ると1つのビデオテープ。 他には何も入ってなく... -
家にまつわる怖い話
【じわ怖】洗面所
友達はイニシャルがkなのでKちゃんとします。Kちゃんは私と同じ高校なんですけど、最近部活とか文化祭準備とかで帰りが遅くなってたんです。 それで、いつもはお兄ちゃん、Kちゃん、お母さんの順でお風呂に入ってたらしいんですけどその時はKちゃんが1番最... -
学校にまつわる怖い話
【じわ怖】約束の反故
私には7歳になる娘がいます。うちの家系は代々霊感の強い家系で、なんとなくですが、娘も霊感があるのだろうなと私は薄々感じていました。だから私は「絶対に幽霊を見かけても話しかけたらダメだよ」と常日頃から娘に言い聞かせていたのです。 そんなある... -
学校にまつわる怖い話
【じわ怖】トイレから感じたモノ
私が高校3年の時のお話です。 私は普通科に芸術コース(美術と音楽)が併設されている高校の美術の方に通っていました。コースがコースだからか、感覚の鋭い人が多く、霊感持ちの人も他クラスに比べればかなり居たと思います。実際に見えて感じる人が2人、感... -
山にまつわる怖い話
【洒落怖】貶目喰未(おとしめぐま)
小学六年生の夏休み。 僕はじいちゃん(祖父)と2人で山にキャンプに行くことになりました。 キャンプと言っても、ちゃんとしたキャンプ場に行く訳ではなく、じいちゃんの持ってる山で、テント張って、飯作ったりしてっていう感じ。 キャンプ当日。 僕はじい... -
仕事にまつわる怖い話
【じわ怖】見覚えのある霊
私には生まれつき、少しばかりの霊感がある。 当時住んでいた場所は、かつて火葬場があったという。 だから、怖い思いをすることには慣れていた。 見えるわけではないが、反応してしまうと余計に恐ろしい目に遭う。 そういうことが度々あったので、私はい... -
家にまつわる怖い話
【じわ怖】顔だけが白い人
私は母と犬と平屋に暮らしている。 去年の夏のことだ。母が急病で県外の病院に入院することになり、母の父、つまり私の祖父が私の面倒を見るためにやってきた。 母の実家は「出る」家だと聞いている。 その影響なのか、母は霊感が強く、霊現象に関してはか... -
病院にまつわる怖い話
【じわ怖】痛みを感じない身体
私の祖母は、かつて大きな病院で清掃の仕事をしていたそうだ。 その病院は朝一番から人が沢山訪れるため、清掃は夜中4時頃から朝方7時頃にかけて一気に済ませるのが常だったという。 ある日、祖母はいつものように清掃のため夜中3時30分ごろ病院に到着した... -
山にまつわる怖い話
【洒落怖】吊り橋で肝試し
私が都内の高校に入学する前、中学時代を過ごしたのは山陰の山奥にある小さな田舎町だった。 そこは近くのコンビニまで自転車で20分もかかるような、文明から取り残されたような場所だったのだ。 ある日、中学の終わりが近づいていた。受験も終わり、あと... -
川・海にまつわる怖い話
【洒落怖】真夜中のダムにいたおっさん
ある夏の夜、4人の若者が地元の有名な心霊スポットに肝試しに出かけた。そこは、かつて多くの人が命を絶ったと言われる、不気味なダムだった。 真っ暗な道を車で走り、ダムに到着した彼らを出迎えたのは、言いようのない不穏な空気だった。しかし、しばら...
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