【じわ怖】台所の母親

小学生の頃の話

ある日学校が終わって家に帰ると
お母さんがた台所で料理をしていた。

会社が早く終わったのかな?

いつもよりも早い時間に家にいるなんて
珍しいなぁと思いながら「ただいまー」と声をかけた。

 

包丁を叩く音が一瞬止まったけど

お母さんは何も言わずに、再びすぐに包丁をトントンと叩きだした。

 

上司って人に怒られたのかな?

 

「なんか機嫌が悪そうだ」と直感で思ったものの友達と公園で遊ぶ約束をしていたから、何も気づかないふりをし、すぐさま「行ってきまーす」と言って家の玄関を飛び出していった。

 

友達と遊んでしばらく経つと、お母さんが公園の前を通りかかった。

 

機嫌が直ったのか、柔らかい表情をしている。

 

僕は「おかあさーん」と声をかけた。

 

お母さんはこっちを向き、僕に気づいてにこっと笑う。

 

そのままこっちの方へ歩いてきて、「今仕事が終わって帰るところだし、一緒に帰ろうか」と言った。

 

よかった、機嫌が治ったみたいだ。

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この怪談の著者

もてぃすのアバター もてぃす 管理人

ネット都市伝説朗読する人。サクシミュ×意味怖の創始者|登録者数10万人|TikTokフォロワー33万人|お仕事の依頼はインスタDMへ

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