とあるライブハウスで働いていた時のこと。
華やかなアーティスト達の演奏を彩る照明担当として働いており、演奏者達の魅力をより高める為のその仕事に誇りを持っていた…つもりでした。
とあるライブイベントの後、先輩達の打ち上げに誘われました。
もちろん嫌では無かったのですが、翌日も別のライブの予定もあり、なるべく早く帰りたいなあ…
と思いつつ、付き合うことに。
もちろん一軒目で帰らせてくれるはずもなく、朝になったらアルコールこそ抜けていたものの、二日酔いと眠気に襲われていました。
それでももちろん仕事には向かわなくてはいけません。
いざライブが始まると、暗いライブハウスと爆音の演奏が心地良く、少しうとうとしてしまったのです。
すると、スタッフしか入れない空間にも関わらず、今にも私の手に触れるような距離に女性が。
演奏しているアーティストのスタッフさんが、様子に気づいて注意しにきてしまったのでは…?!
慌てた私は、頭の回らない状況の中、「何も問題ありませんよ!ちゃんとお仕事してますよ!」という表情を無理矢理作りつつあくびを噛み殺し、そっとその人の方を向いたんです。
…が、隣には誰もいませんでした。
あれ、おかしいな。
夢でも見たんだろうか。
もし一瞬でも意識をなくして眠っていたのであれば、責任感の無い事だと、少し前の自分を恥じつつ、その日の仕事を終えました。
ライブイベント終了後、いつも隣にいる音響担当の先輩にその事を話しました。
「照明の仕事をしていたら、隣に女の人がいた気がして、注意されるのかと思ってハッとしたんです。でも、そこには誰もいなかったんですよね。仕事中なのに、夢でも見てしまったのかと、反省してたんです。」
するとその先輩の返事に、私はゾッとしました。
「それって、髪が長くて、白いワンピースの女の人じゃなかった?」
私は血の気が引きました。
それはまさしく、私が見た女性の姿そのものだったんです。
いわゆる霊感のあるという人たちが過去にもその姿を見てきたそうで、まさかと思って話してくれたようです。
賑やかなところに集まるなんて話をよく耳にしますが、一度もそのような経験をした事がない私には、鳥肌がたつお話でした。
曰くその女性は音楽が大好きとの噂もあるようで、きちんと仕事をしていなかった私を、本当に注意しにきてくれたのかもしれません。
提供:ナカムラタカシ 様
これは、私が小学生から中学生に掛けて体験した話です。 小学6年生のある日、母が家の前でママ友といつものように長話をしていました。 何でもかんでも気になる年頃…
「お葬式のとき、火葬場への行きと帰りは同じ道を通らない」 皆さんもそんな話を聞いたことがあるのではないでしょうか。 これは、僕が中学生の時の体験です。 母方…
あれは、小学五年の夏休みのことだ。 父方の祖父は、日本の端の小さな島に住んでいる。船で渡るその島は、電波もろくに入らない。都会の喧騒から切り離された、静かす…
これは、今から2年前の話です。 私は、いわゆる老人ホームではなく、「サ高住」と呼ばれるサービス付き高齢者向け住宅で、補助員として働いていました。 高齢の方が…
コメント0 件